業務用Wi-Fiルーターのおすすめは?バッファローとヤマハの違いも合わせて解説!

業務用Wi-Fiルーターは、オフィスやビジネス環境において安定したインターネット接続を提供するために欠かせない重要な機器です。

本記事では、業務用Wi-Fiルーターの選び方や各メーカーの違い、小規模オフィスに最適なモデルについて詳しく解説します。また、家庭用ルーターとの違いについても触れ、最適なモデルを選ぶためのポイントを紹介します。

目次

業務用Wi-Fiルーターとは?

業務用Wi-Fiルーターの特徴

業務用Wi-Fiルーターは、オフィスや店舗などのビジネス環境で複数のデバイスを安定して接続するために設計されています。家庭用ルーターに比べて通信速度が速く、接続可能なデバイス数が多いのが特徴です。

業務用Wi-Fiルーターの主な用途

高度なセキュリティ機能を備えているため、企業の情報を守るためにも適しており、多くの法人が、高度なセキュリティ対策がされているネットワークとして使用しています。

家庭用Wi-Fiルーターとの違い

家庭用ルーターと業務用ルーターの違いは、性能や機能だけでなく、使用目的にもあります。家庭用ルーターは少数のデバイス接続に適している一方で、業務用ルーターは多くのデバイスを安定して接続し、大量のデータを処理することが可能です。また、業務用ルーターはVPN機能や複数のSSID対応など、企業向けの特定機能を備えています。

業務用Wi-Fiルーターの選び方のポイント

業務用Wi-Fiルーターの主な違い

業務用Wi-Fiルーターを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。

  • 通信速度と帯域幅: 高速な通信が必要な場合、Wi-Fi 6(802.11ax)対応のルーターを選びましょう。
  • 同時接続数: 接続するデバイスの数に応じたモデルを選ぶことが重要です。
  • セキュリティ機能: ファイアウォール、VPN、WPA3対応などのセキュリティ機能をチェックしましょう。
  • 拡張性や耐久性: ネットワークの拡大に対応できるモデルを選ぶことで、将来的なビジネスの成長にも対応できます。
  • 価格:当然ですが性能によって価格が異なります。

それぞれの業務用Wi-Fiルーターの詳しい選び方

通信速度と帯域幅

通信速度は高性能なプロセッサやアンテナの数、通信規格によって決まります。業務用ルーターは、多数のデバイスが同時に接続しても高速で安定した通信を維持できるように設計されています。最新の通信規格(Wi-Fi 6Eなど)に対応しているモデルも多く、これによりギガビット級の高速通信が可能です。例えば、1Gbps以上の速度を提供できるモデルも一般的です。

同時接続台数

多くのデバイスを同時に接続できるように設計されているものがあります。大規模なオフィスや商業施設でも、安定した通信を提供することが求められます。一般的に、業務用ルーターは100台以上のデバイスを同時に接続できる能力を持っていますが、ルーターによってさまざまなので、最初にチェックしましょう。

セキュリティ

家庭用Wi-Fiルーターではなく、業務用Wi-Fiルーターであれば、より高度なセキュリティ機能が搭載されています。例えば、VPN(仮想プライベートネットワーク)のサポート、ファイアウォール、複数のSSIDの設定、ユーザーごとのアクセス制御など、企業の情報を守るための機能が豊富です。

拡張性や耐久性

業務用Wi-Fiルーターは基本的に、長時間の連続稼働を前提に設計されており、信頼性の高い部品を使用しています。また、過酷な環境下でも安定して動作する耐久性があります。電源の冗長化や冷却機能なども強化されていることが多いです。

より機能が充実しているもののほうが安心です。

価格

有名メーカーは基本的に金額が高くなっています。しかし、ロットで仕入れることなどで価格を抑えて交渉することが可能です。例えば、OA機器販売を幅広く取り扱っている『株式会社ITD』であれば、業務用Wi-Fiルーターを仕入れる特殊ルートがあるため、業界相場よりも安く提供することが可能です。

人気メーカーの業務用Wi-Fiルーター比較

バッファローの業務用Wi-Fiルーター

バッファローは信頼性の高いネットワーク機器を提供するメーカーとして知られています。

バッファローの業務用ルーターは、シンプルな設定と強力なセキュリティ機能が特徴で、初めて業務用ルーターを導入する企業に最適です。おすすめモデルとして、WXR-5950AX12やWSR-5400AX6などが挙げられます。

機器名画像
WXR-5950AX12バッファロー WXR-5950AX12
WSR-5400AX6バッファロー WSR-5400AX6-MB
出典:バッファロー公式サイト

ヤマハの業務用Wi-Fiルーター

ヤマハの業務用ルーターは、特に中小企業やクリエイティブ業界で人気があります。ヤマハのルーターは安定した接続と柔軟な設定が可能で、ネットワークのカスタマイズがしやすい点が魅力です。おすすめモデルとしては、RTX830やNVR700Wなどが挙げられます。

機器名画像
RTX830ヤマハ RTX830
NVR700Wヤマハ NVR700W
出典:ヤマハ公式サイト

バッファローとヤマハどっちがおすすめ?

バッファローとヤマハの性能の違いは製品に依存しますが、大分すると以下の違いがあります。

バッファロー・コンピューター周辺機器のメニューがとても豊富なメーカー・家庭用Wi-Fiのシェアも広く、価格も安いため、小規模ユーザー向けのリーズナブルなラインを提供
ヤマハ・16年間連続でSOHOルーター国内シェアNo.1・累計販売400万台を達成している・シェアが非常に広く有名企業も多く利用している

特に、ヤマハは、非常に高いシェアを誇っているため、多くの企業から選ばれやすい製品となっています。

出典:ヤマハ公式サイト(https://network.yamaha.com/news/news_nw_20200703

小規模オフィスに最適なWi-Fiルーター

小規模オフィスでの利用に最適な業務用Wi-Fiルーターは、接続デバイス数とパフォーマンスのバランスが重要です。

10~20台のデバイスに対応できるのがおすすめ

小規模オフィスの場合、10~20台のデバイスに安定して接続できるモデルを選ぶのが良いでしょう。

帯域幅は広めがおすすめ

帯域幅はあまり狭くせず、広いモデルを選ぶことで、ビデオ会議やデータ転送がスムーズに行えます。

悪徳業者に注意

小規模オフィスで業務用Wi-Fiルーターを使う場合に、メーカーからは不必要な高機能が搭載されているものを勧められたりします。高齢者に不要な機能が搭載されているスマートフォンを売ることがニュースになっているように、リテラシーのない小規模オフィスには不必要なほど高額な業務用Wi-Fiルーターを勧められるケースがあるのです。

家庭用Wi-Fiルーターでも良い?

仮に事業者が自宅であったとしても、自宅で業務用Wi-Fiルーターを使用することがおすすめです。高速で安定したインターネット接続が可能となります。また、VPN機能を活用することで、自宅でもセキュリティの高いリモートワーク環境を構築できます。

お悩みあるある:アクセスポイントの配置とは?

小規模オフィスでは、アクセスポイントの配置と選び方が重要です。適切なアクセスポイントを選ぶことで、オフィス全体に均等なWi-Fi信号を提供し、接続の安定性を保つことができます。

アクセスポイントとは?

無線LAN(Wi-Fi)ネットワークを提供するためのデバイスまたは機能を指します。具体的には、アクセスポイントがWi-Fi信号を発信し、その信号にデバイスが接続することで、ネットワークにアクセスできるようになります。

アクセスポイントとルーターの違い

アクセスポイントアクセスポイントは、主に無線ネットワークを提供するための機能に特化しており、ネットワーク間のルーティングを行うことはない。アクセスポイントは、既存の有線ネットワークに接続し、そのネットワークを無線化する役割を果たす。
ルータールーターはネットワークのトラフィックを管理し、異なるネットワーク(例: 家庭内ネットワークとインターネット)を接続する装置。ルーターには、一般的に無線機能が組み込まれており、Wi-Fi信号を発信するためにアクセスポイントの役割も担っている。

アクセスポイントが必要な特殊なケース

アクセスポイントは、特に大規模なオフィスや商業施設などでよく使用されます。以下のようなシーンで重要な役割を果たします。

かなり広いエリアをカバーしたい

 1台のWi-Fiルーターではカバーしきれない広いエリアを無線ネットワークでカバーするために、複数のアクセスポイントを設置します。これにより、建物全体や複数フロアにわたって安定したWi-Fi接続を提供できます。

デバイスの数が多い環境

多くのデバイスが同時に接続するオフィスや公共の場では、アクセスポイントを増設することで、ネットワークの負荷を分散し、安定した接続を確保します。

法人にアクセスポイントは不要であるケースが多い

小規模オフィスであれば、アクセスポイントは不要になるケースが多いので安心しましょう。ノートPCやタブレット、スマートフォンなど、無線LANを通してインターネットに接続するデバイスが多いため、わざわざアクセスポイントは不要でしょう。

業務用Wi-Fiルーターの価格帯と選び方

業務用Wi-Fiルーターの価格は、1万円台から10万円を超える高級モデルまで様々です。

コストパフォーマンスを重視する場合、必要な機能を精査し、過不足のないモデルを選ぶことが大切です。特に中小企業や個人事業主は、性能と価格のバランスを考慮した選び方が求められます。

おすすめの業務用Wi-Fiルーターの選び方はITDに相談

ITDは、お客様のビジネス環境に最適なWi-Fiルーターの選定をお手伝いします。豊富な経験と知識を持つ専門スタッフが、最適なネットワークソリューションを提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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