VPNサービスは値段で決めちゃダメ!選び方のポイントを解説

VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上でのプライバシー保護や地域制限の回避に役立つツールです。

本記事では、VPNサービスの選び方や、値段と機能のバランスを考慮したおすすめのサービスを紹介し、VPNの選び方についても詳しく解説します。

情報は企業の財産となるものであるため、VPN選びは非常に重要です。

目次

VPNとは?

VPNの仕組み

VPNは、ユーザーのデバイスとインターネットの間に安全な「トンネル」を作り、データを暗号化して送受信する仕組みです。これにより、第三者がユーザーの通信内容を盗み見ることができなくなります。また、ユーザーのIPアドレスが隠されるため、匿名性が高まり、地域制限されたコンテンツにもアクセスが可能です。

VPNを利用することで得られるメリット

VPNを利用することで、以下のメリットがあります。このため、多くの企業がVPNを利用することは当たり前となっています。

  • プライバシー保護: オンライン活動が匿名化され、個人情報の漏洩を防げます。
  • セキュリティ強化: 公共Wi-Fiなどの脆弱なネットワークでも、通信を暗号化して安全に利用できます。
  • 地域制限の回避: 特定の国や地域でしかアクセスできないコンテンツに、別の地域からもアクセス可能になります。

VPNの選び方のポイント

VPNを選ぶ際には、値段だけでなく、以下のポイントにも注意が必要です。

値段・料金

値段・料金はVPNサービスの選び方で重要な要素の一つです。月額料金がリーズナブルでも、機能やサポートが不十分であれば、期待する効果が得られない場合があります。料金とサービス内容のバランスを見極めることが大切です。

もちろん予算内でサービスを選ぶことは重要なのですが、予算内で選んでしまった故に求めるサポートが受けれなかった場合には本末転倒になってしまいます。

VPNサーバー数

サーバー数が多いほど、より安定した接続が可能になります。また、さまざまな国のサーバーを利用できることで、アクセスできるコンテンツの範囲も広がります。

サーバー設置国

サーバーが設置されている国の数が多いほど、より多くの地域のコンテンツにアクセスできます。また、特定の国のIPアドレスを使用する必要がある場合にも、選択肢が増えます。

対応端末の種類

VPNがどの端末に対応しているかも確認しましょう。スマートフォン、PC、タブレットなど、利用するデバイスに応じて選ぶことが重要です。

対応端末数

同時に接続できる端末の数が多いと、家族や複数デバイスでの利用が便利です。特に複数の端末でVPNを使いたい場合は、この点を重視してください。

通信速度

通信速度が遅いと、ストリーミングやオンラインゲームの利用時にストレスを感じることがあります。安定した高速通信が可能なVPNを選ぶことが重要です。

日本語への対応

日本語対応のサポートやインターフェースがあると、設定やトラブル対応がスムーズに行えます。特に初心者には重要なポイントです。

セキュリティ対策の充実度

強固な暗号化、キルスイッチ機能、ノーログポリシーなど、セキュリティ対策がしっかりしているかどうかも確認しましょう。

VPNサービスの有料・無料での違い

有料VPNサービスの特徴

有料VPNは、セキュリティの強化、通信速度の安定、サーバー数の多さなどが充実しています。また、広告が表示されないことや、カスタマーサポートが手厚いことも特徴です。

無料VPNサービスの特徴

無料VPNは、基本的な機能が利用できるものの、サーバー数が少なく、通信速度が遅い場合が多いです。また、広告が表示されたり、利用データが収集されたりする可能性もあります。

無料VPNサービスのメリットとデメリット

メリット: 無料で利用できるため、初めてVPNを試したい方には手軽です。また、短期間だけ利用したい場合にも適しています。

デメリット: セキュリティ面で不安があり、通信速度やサーバー数も制限されがちです。プライバシー保護に不安がある場合は、慎重に選ぶべきです。

特に法人にはあまりおすすめすることはできません。有料のVPNサービスを検討しましょう。

有料VPNサービスを利用するべき法人

無料のVPNサービスは基本的にどのセキュリティにおいても不安が残り、通信速度やサーバー数も制限されてしまうため、信頼される法人経営を目指していきたいのであればあまりおすすめできません。

顧客や関係者の情報は自社にとって大切な資産です。情報やプライバシー保護を重視するためにも、法人であれば、皆、有料VPNにすることをおすすめします。

有料VPNサービスのおすすめ

以下に、有料のおすすめVPNサービスを5社ご紹介します。それぞれの特徴について、料金・サーバー数・対応デバイスの種類・同時接続台数・返金保証期間の5項目で比較表を作成しています。

MillenVPN

  • 料金: 月額396円~
  • サーバー数: 1300台以上
  • 対応デバイス: PC, スマートフォン, タブレット
  • 同時接続台数: 10台

ExpressVPN

  • 料金: 月額約974円~(米ドル6.67$)
  • サーバー数:  3000台以上
  • 対応デバイス: PC, スマートフォン, タブレット
  • 同時接続台数: 8台

NordVPN

  • 料金: 月額500円~
  • サーバー数: 6494台
  • 対応デバイス: PC, スマートフォン, タブレット
  • 同時接続台数: 10台

CyberGhost

  • 料金: 月額320円~
  • サーバー数: 10000台以上
  • 対応デバイス: PC, スマートフォン, タブレット
  • 同時接続台数: 7台

Surfshark

  • 料金: 月額308円~
  • サーバー数: 3200台以上
  • 対応デバイス: PC, スマートフォン, タブレット
  • 同時接続台数: 無制限
MillenVPNExpressVPNNordVPNCyberGhostSurfshark
料金(月額)396円~約974円~500円~320円~308円~
サーバー台数1300台以上3000台以上6494台10000台以上3200台以上
対応デバイスPC,スマートフォン,タブレットPC,スマートフォン,タブレットPC,スマートフォン,タブレットPC,スマートフォン,タブレットPC,スマートフォン,タブレット
同時接続台数10台8台10台7台無制限
保証期間30日間30日間30日間45日間30日間

有名五社に絞ってみると、スペックは「どこを使っても同じ」ような形式になります。

サーバー数に関しては、NordVPNやExpressVPN、CyberGhostが多く見えるものの、利用者数に比例しサーバー数があればいいため、一概にサーバー数だけで判断するのは間違っています。

日本のサービスであるMillenVPNは国内サービスということもあって、安心しやすく多くの法人に選ばれています。

しかし、これも法人規模によっておすすめかどうか決まってしまうため、専門の方などへ相談することをおすすめします。

ちなみに、海外法人のサービスは、適用される法律も、日本のものではなく、現地のものになってしまうため、VPNサービスにおいて、海外のサービスを選ぶのはあまりおすすめできません。

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