社内ネットワークが繋がらない!法人向けWi-Fiルーター見直しポイント

社内ネットワークは、日々の業務を支える大事なインフラです。

だからこそ、「急にネットが繋がらない」「Wi-Fiがよく切れる」といったトラブルが起こると、仕事が止まってしまい、会議や商談にも影響が出てしまいます。

実はこうした不具合の多くは、「ルーターの劣化」や「オフィスに合っていないWi-Fi機器のまま使っていること」が原因だったりします。

この記事では、ネットが繋がらないときに考えられる原因や確認ポイント、そして法人向けルーターを見直す際のポイントをわかりやすく解説します。

「最近ネットが不安定かも…」と感じている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

この記事を読むのがおすすめな人
  • ネットがよく切れるなど、社内の通信環境に不安がある方
  • 法人向けWi-Fiルーターの見直しや買い替えを検討している方
  • ネットワークトラブルの原因や対処法を知りたい企業担当者様
目次

社内ネットワークが繋がらない原因とは

機器や配線の劣化が影響している

ネットワーク機器やLANケーブル、ハブなどは、使用環境や年数により劣化します。

特に5年以上使用している場合、内部のコンデンサや端子の接触不良などが原因で、通信障害が発生することがあります。

チェックポイント

  • ケーブルの被膜が破れていないか
  • ハブのランプが正常に点灯しているか
  • 雨漏りや結露など、水気のある場所で使われていないか

ルーターやWi-Fiなどネット環境の統一不足

社内で複数のWi-Fiアクセスポイントを使っていたり、家庭用ルーターを流用していたりするケースでは、通信の切断やIPアドレス競合が起こりやすくなります。

オフィスには法人向けのネットワーク設計が必要です。アクセスポイントを1台のコントローラーで一元管理することで安定します。

ネット回線には繋がらないがLANは使える理由

こうした場合、ネットワーク機器のうち「内部ネットワーク(LAN)」と「外部ネットワーク(WAN)」の経路が分断されている可能性が高いです。

LAN接続の機器同士は問題なく通信できるため、社内だけで完結する作業(ファイルの共有や印刷など)は可能でも、クラウドサービスやWebサイトにはアクセスできないという現象が起きます。

このようなケースでは、まずモデムやルーターの再起動を試してみましょう。

また、プロバイダー側の障害情報も確認すると、復旧の目処がわかることがあります。


社内ネットワークが接続できない時の確認ポイント

ルーターやモデムの電源が入っているか確認する

トラブル対応時の第一歩として、電源ランプの状態確認は必須です。

機器によっては、電源が入っていてもエラーを示すランプが点灯するため、「通電している=正常」とは限りません。

一度、コンセントを抜いて数十秒待ってから再接続する“電源リセット”を試すのも有効です。

また、電源タップやUPS(無停電装置)の不具合で電力が届いていない場合もあるため、周辺の電源供給経路も確認しておきましょう。

Windows10での接続を確認する

【手順】

  1. ネットワークアイコンを右クリック→「トラブルシューティング」
  2. IPアドレスが取得できているか確認(コマンドプロンプトで ipconfig

ネットワーク接続が「識別されていません」などの表示になる場合、DHCP機能の設定が無効になっている可能性があります。

Windows11の設定を確認する

Windows11では、初期設定でVPNやパブリックネットワークとして誤認識される場合があり、ファイアウォールによって接続が制限されることがあります。

【手順】

  • 設定>ネットワークとインターネット>Wi-Fi>ネットワークのプロパティを確認
  • 「ネットワークの種類」が「プライベート」になっているかチェック

セキュリティソフトやVPNの影響を確認する

一部のセキュリティソフトやVPNソフトが、特定ポートをブロックしていることでネット接続が不安定になる場合があります。

解決のヒント:

  • セキュリティソフトを一時的にオフにして試す
  • VPNソフトを一度無効化して様子を見る

社内ネットワークが不安定になる要因

ルーターの寿命が近づいている

ルーターは精密機器であり、一般的に4〜6年で交換が推奨されます。古くなると発熱や処理能力の低下が顕著になり、再起動が頻発することもあります。

寿命のサイン:

  • 再起動を頻繁に求められる
  • 熱くなっている
  • ランプが点滅・消灯する

通信台数の増加で負荷がかかる

社員数の増加に伴い、スマホ・PC・タブレット・プリンタなど複数端末が同時接続されると、処理能力を超えて通信が不安定になります。

法人用ルーターでは接続推奨台数に余裕を持たせることが大切です。

古い機種で性能が不足している

Wi-Fiの通信規格は進化しており、古いルーター(例:IEEE802.11n以下)では、最新端末の速度や安定性を引き出せません。

特にZoomやクラウドサービスを多用する企業は、Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)対応機器への切り替えが必須です。


法人のルーター買い替え時の判断基準

通信が不安定・遅くなったと感じる頻度が増えた

  • Zoom会議中に途切れる
  • 社内チャットがリアルタイムに届かない
  • クラウドの読み込みが遅い

このような症状が日常的に起きる場合、単なる一時的な回線混雑ではなく、機器の性能不足や劣化が根本原因であることが少なくありません。

とくに法人環境では、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末もWi-Fiに常時接続されるようになった現代では、想定以上の同時接続数により、旧型ルーターでは処理が追いつかなくなっているケースも増えています。

通信が遅い、接続が途切れる、といった症状が続く場合は、機器そのものの見直しや設置環境の再設計を検討しましょう。

サポート終了・ファームウェア更新が止まっている

サポート終了製品を使い続けることは、セキュリティ面でも大きなリスクを抱えることになります。

新たな脆弱性が発見されても、対策プログラム(ファームウェア)の更新が提供されず、攻撃対象になりやすくなるのです。

また、法人用ルーターは、製品寿命が近づくとメーカー公式サイトに「保守終了予定」「販売終了」の案内が出ることもあるので、型番で定期的に検索するのがおすすめです。

ファームウェアが最新状態でない場合、通信速度や安定性に悪影響を与えることもあるため、更新作業は定期的に行い、ネットワーク全体の安全性を維持するよう心がけましょう。

利用台数や通信量が増えてスペックが合わなくなった

従業員数の増加やクラウド導入などにより、当初の想定よりもネットワーク負荷が増大しているケースも多く見られます。

ITDでは、現状のネットワーク環境に対する診断や、ルーターの買い替え時期の判断について、無料でご相談を承っております。

「今の環境で大丈夫か不安」「買い替えのタイミングがわからない」とお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください


法人向けWi-Fiルーター選定のポイント

オフィス規模に合う機種を選ぶ

  • 小規模オフィス:1〜2部屋であれば、1台で十分
  • 中規模オフィス:フロア構成によってアクセスポイント分離
  • 大規模:複数階・セグメント化が必要

ポイント:

  • 壁の厚み、電子レンジ・複合機などの干渉を考慮
  • メッシュWi-Fi構成やPoE機能付きルーターも有効

セキュリティと安定性を重視する

法人では、セキュリティ事故が企業信用に直結します。

【最低限チェックすべきセキュリティ機能】

  • WPA3対応
  • ゲストWi-Fiの分離設定
  • MACアドレスフィルタリング
  • ファイアウォール設定

業者に相談することでトラブルを防ぐ

専門業者に相談することで、以下のようなメリットが得られます。

  • 機器選定と初期設定をすべて任せられる
  • 配線設計や干渉調整も含めて提案してくれる
  • 保守・障害対応まで一括でサポート

まとめ|社内ネットワークを見直そう

社内ネットワークの不安定さや接続障害は、日々の業務に大きな支障を与えるリスクをはらんでいます。

トラブルの原因はルーターや機器の老朽化だけでなく、オフィス環境や利用台数の変化により、今のネットワーク環境が現状に合わなくなっているケースも多く見られます。

本記事で解説した内容を通じて、自社のネットワーク環境を一度見直してみることをおすすめします。

安定した通信環境を整えることは、働きやすさや生産性の向上にも直結します。

ITDは、お客様のビジネス環境に最適なWi-Fiルーターの選定をお手伝いします。豊富な経験と知識を持つ専門スタッフが、最適なネットワークソリューションを提案いたします。

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