社内セキュリティ診断を無料で!Webサイトで使えるツールと脆弱性対策を紹介

「最近、同業者がサイバー攻撃を受けたらしい。ウチは大丈夫だろうか?」

「社内セキュリティ診断を頼みたいが、コンサルに頼むと数十万円かかると聞いて二の足を踏んでいる……」

このようにお悩みの経営者様や担当者様はいらっしゃいませんか?

サイバー攻撃の手口は日々巧妙化しており、今や大企業だけでなく、中小企業こそが主要な標的となっています。

しかし、限られた予算の中で社内セキュリティの診断を受けるのは現実的ではありません。

そこで活用したいのが、「無料で使えるセキュリティ診断ツール」や「プロによる無料診断サービス」です。

本記事では、Web上ですぐに使える診断ツールから、自社の潜在的なリスク(脆弱性)を洗い出すための具体的な方法までを分かりやすく解説します。

まずはコストをかけずに、自社の「健康状態」をチェックしてみましょう。

この記事を読むのがおすすめな人
  • 高額な費用をかけずに、まずは無料でできる社内セキュリティチェックをしたい方
  • Webサイトや社内ネットワークに「脆弱性(穴)」がないか心配なWeb担当者
  • 無料ツールで分かる範囲と、プロに任せるべき範囲の違いを知りたい経営者

目次

社内セキュリティ診断が無料でできるツール3選

一口に「セキュリティ診断」と言っても、大きく分けて「組織の体制をチェックするもの」と「システムの技術的な穴(脆弱性)をチェックするもの」があります。

ここでは、専門知識がなくてもすぐに試せる、信頼性の高い無料ツール・方法を3つ厳選してご紹介します。

5分でできる「情報セキュリティ自社診断」

まず最初に取り組むべきなのが、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が提供している「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」です。

これは、技術的なスキャンを行うツールではなく、企業の「セキュリティ対策の実施状況」をチェックリスト形式で確認するものです。

  • OSやソフトの更新を行っているか?
  • ウイルス対策ソフトを導入しているか?
  • パスワードの管理は適切か?

といった25問程度の質問に答えるだけで、社内セキュリティレベルが100点満点で採点されます。

【ここがポイント】 同業種や同規模の企業平均と比較ができるため、「他社より遅れているかどうか」がひと目で分かります。経営層への報告資料としても非常に有効です。 出典・リンク:IPA 5分でできる!情報セキュリティ自社診断

Web上の「診断くん」や脆弱性スキャンツール

自社のWebサイトや、利用している端末の公開情報を簡易的にチェックしたい場合は、Webブラウザ上で完結する無料ツールが便利です。

確認くん / 診断くん等のIP確認サイト

現在インターネットに接続している自社のグローバルIPアドレスや、ブラウザの情報(User Agent)、プロバイダ情報などが外部からどう見えているかを確認できます。

「社内から意図せず情報が漏れていないか」の基礎確認に使えます。

Webサイト脆弱性診断ツール(オープンソース等)

自社で運営しているWebサイトがある場合、「OWASP ZAP」などのオープンソースツールを使えば、簡易的な脆弱性診断(SQLインジェクションやXSSのリスクチェック)が可能です。

ただし、これらは一定の専門知識が必要であり、誤って操作するとサーバーに負荷をかける可能性があるため注意が必要です。

専門家に問い合わせて「無料」で相談

ツールでの診断は手軽ですが、「診断結果を見ても、結局どうすればいいか分からない」「社内の配線やWi-Fiの設定まではチェックできない」という限界があります。

そこで最も確実で、実はコストパフォーマンスが良いのが、セキュリティ機器を取り扱う専門業者の「無料相談」を活用することです。

多くのベンダーが、機器導入の提案前に「現状調査」を無料で行っています。

  • ネットワーク構成図の確認
  • UTM(統合脅威管理)等のログ解析
  • 通信速度とセキュリティ強度のバランス診断

これらをプロの目線でチェックしてもらえるため、ツールでは見抜けない物理的なリスクや、運用上の穴を発見できます。

「買う・買わない」は別として、現状把握のために活用しない手はありません。


社内セキュリティの無料診断で分かること

「無料診断で一体どこまで分かるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

簡易ツールやプロによるヒアリングベースの無料診断でも、驚くほど多くの「経営リスク」が可視化されます。

具体的に分かることをリスト化しました。

現在の社内セキュリティレベル

自社の対策状況が、世の中の標準と比較してどのレベルにあるかが分かります。

「ウイルスソフトを入れているから100点だと思っていたが、実はOSが古すぎて30点だった」といった、認識と現実のギャップに気づくことができます。

これは今後、社内セキュリティ投資の優先順位を決める上で非常に重要な指標となります。

Wi-Fiやネットワーク機器の設定ミス

サイバー攻撃の侵入口として急増しているのが、Wi-FiルーターやVPN機器の設定ミスです。

社内セキュリティ無料診断(特にプロによる現地調査やヒアリング)では、以下のような危険な状態になっていないかが分かります。

  • Wi-Fiの暗号化方式が古い(WEPやWPAなど、簡単に破られる方式を使っている)
  • 管理画面のID・パスワードが「admin / password」などの初期設定のままになっている
  • 退職者が使っていたアカウントが削除されずに残っている

これらはツールだけでは発見しにくく、第三者の視点が入ることで初めて発覚するケースが多い項目です。

現在の社内セキュリティコストが適正かどうか

意外と見落としがちなのがいま払っているお金・時間・労力が、成果に見合っているかを可視化することなのではないでしょうか。

診断のメリットは、「昔契約した高いセキュリティ回線をそのまま使っている」「機能が重複しているソフトを二重に契約している」といった「無駄ガネ」を発見できることです。

セキュリティレベルを上げつつ、月々のランニングコストを下げる提案を受けられることもあり、経営的なメリットは非常に大きいと言えます。


社内セキュリティを無料で診断する本当の理由

なぜ今、多くの企業がセキュリティ診断を活用し始めているのでしょうか。

単に「タダだから」という理由だけではありません。

そこには、企業の存続に関わる切実な理由があります。

インシデント発生時の被害を最小限に抑えるため

サイバー攻撃を受けた際、被害が拡大する最大の原因は「発見の遅れ」です。

定期的に社内セキュリティ診断を行っていれば、「怪しい通信が発生している」「更新されていない機器がある」といった予兆を早期に発見できます。

ボヤのうちに火を消し止めることができれば、数千万円の損害賠償や、長期間の業務停止といった最悪の事態を回避できます。

無料診断は、いわば「無料の防災点検」なのです。

見えにくいサイバー攻撃のリスクを把握するため

最近のマルウェア(Emotetなど)は、感染してもPCの動作が重くならず、画面にも何も表示されない「ステルス型」が増えています。

「何も起きていないから大丈夫」と思っている間に、裏でこっそりと顧客情報を外部へ送信し続けているケースが後を絶ちません。

自分たちの目には見えないリスクを、社内セキュリティ診断ツールやプロの視点で「可視化」することこそが、診断を受ける最大の目的です。

取引先・顧客からの信頼性を確保するため

近年、大手企業が取引先を選定する際に「セキュリティチェックシート」の提出を求めることが一般的になっています。

もし情報漏洩事故を起こせば、自社だけの問題では済まされません。

取引先や顧客に多大な迷惑をかけ、長年築き上げた「信用」を一瞬で失います。

「定期的に診断を行い、対策を行っている」という事実は、取引先に対する強力なアピール材料となり、ビジネスの継続・拡大に直結します。


社内セキュリティの無料診断からできる具体的な取り組み

社内セキュリティ診断を行い、「弱点」が分かったら、次は何をすれば良いのでしょうか。

お金をかけずに明日からできることから、設備投資が必要なものまで、具体的なアクションプランをご紹介します。

社内ルール・運用フローの見直し

最もコストがかからない対策は「ルールの徹底」です。

診断結果でパスワード管理の甘さが指摘されたなら、すぐに運用を見直しましょう。

  • パスワードの使い回しを禁止する
  • 退職者のアカウントは即日削除するフローを作る
  • 私物のUSBメモリやスマホの業務利用(シャドーIT)を禁止する
  • OSやソフトのアップデートは「通知が来たらすぐに行う」ことを義務付ける

これらはシステム以前の問題ですが、社内セキュリティ事故の多くはこうした「人為的なミス」から起きています。

従業員向け社内セキュリティ教育の実施

いくら高価なシステムを入れても、従業員が不審なメールの添付ファイルを安易に開いてしまっては防ぎようがありません。

IPAなどが公開している無料の教育資料や動画を活用し、従業員のリテラシー向上を図りましょう。

「怪しいメールは開かない」「離席時は画面ロックをする」といった基本動作を徹底させるだけでも、リスクは大幅に低減します。

セキュリティ対策機器の導入

ルールや教育だけでは防ぎきれない高度なサイバー攻撃(ランサムウェアやゼロデイ攻撃)に対しては、物理的な対策が必要です。

診断の結果、ルーターが古い、ウイルスソフトだけでは不安、といった課題が見つかった場合は、UTM(統合脅威管理)の導入を検討しましょう。

UTMは、オフィスの出入り口でインターネット通信を常時監視し、ウイルスや不正アクセスをブロックする「デジタルな警備員」です。

【ヒント】 UTMは高額なイメージがありますが、リース契約を活用すれば月額数千円〜導入可能です。無料診断の結果をもとに、自社の規模に合った無駄のない機種を選定しましょう。


まとめ

本記事では、社内セキュリティ診断を無料で行うためのツールや、診断によって分かること、その後の対策について解説しました。

サイバー攻撃は「いつか来るかもしれない」ものではなく、「今まさに狙われているかもしれない」ものです。

コストを理由に対策を先延ばしにするのは、鍵をかけずに外出するのと同じくらい危険な行為です。

  • まずはIPAの「5分でできる診断」で自社の立ち位置を知る。
  • Web上の無料ツールで簡易的なチェックを行う。
  • より深い診断や改善提案は、プロの「無料相談」を活用する。

まずは手軽な無料診断から始めて、自社の「見えないリスク」を明らかにすることからスタートしましょう。

「社内セキュリティ状態をプロに無料で診断してほしい」「ツールの結果を見ても、どう対策すればいいか分からない」

そのようにお悩みの方は、ぜひ株式会社ITDへご相談ください。

ITDでは、Webサイト上のツールだけでは分からない、社内ネットワークやWi-Fi環境のセキュリティ診断を無料で行っております。 「とりあえず現状を知りたい」というだけでも大歓迎です。以下のボタンから、お気軽にお問い合わせください。あなたの会社の安全を守る第一歩を、私たちがサポートします。

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