業務用Wi-Fiを比較!価格ごとのおすすめルーターやアクセスポイントを紹介

業務用Wi-Fiの導入は、オフィスの通信環境を安定させ、社内業務の効率化やセキュリティ強化を実現するために不可欠なプロセスです。
家庭用機器とは異なり、多数の端末による同時接続や連続稼働に耐えうる耐久性、強固な暗号化通信機能が備わっている点が特徴です。
本記事では、業務用Wi-Fiと家庭用機器との違いをはじめ、失敗しない選び方や価格帯別のおすすめ製品を徹底比較して解説します。
- オフィスのWi-Fi環境を改善したいシステム担当者
- 業務用Wi-Fiルーターやアクセスポイントの比較検討を行いたい担当者
- 価格帯やオフィス規模に合わせたおすすめの法人向けWi-Fiを知りたい担当者
業務用Wi-Fiと家庭用Wi-Fiの違い
まずは業務用Wi-Fiと家庭用Wi-Fiにおける根本的な違いや、法人向け機器ならではの強みについて解説します。
通信速度
家庭用ルーターは少人数の通信を想定しているため、十数台の端末が一斉に通信を行うと急激に通信速度が低下する傾向があります。
業務用ルーターや業務用Wi-Fiアクセスポイントは、内部処理を実行するCPUやメモリの性能が高く、トラフィックが集中しても通信の処理能力を一定に維持できます。
同時接続台数
家庭用機器の同時接続台数が10台から20台程度であるのに対し、法人向けWi-Fiは多数の機器が接続される環境を前提に設計されています。
通信要求を効率的に処理する機能が搭載されているため、接続端末が増えても通信が途切れるトラブルを防げます。
セキュリティ機能の充実度
家庭用機器で広く用いられている標準的な暗号化方式に加え、法人向け機器では認証サーバーと連携したEnterprise認証に対応しています。
個別のIDやパスワードによる厳格なユーザー認証が可能となり、不正アクセスを防止できます。
サポート体制と保証期間
一般的な家庭用機器の保証期間が1年間程度であるのに対し、業務用ルーターなどは3年間から5年間の長期保証や無期限保証が付帯しているモデルが多く存在します。
障害発生時に代替機器を出荷する保守契約に対応している点も特徴です。
業務用Wi-Fiの選び方のポイント
自社の設置環境や予算、運用形態に合わせて最適な機器を選択するための選定基準を詳しく解説します。
オフィスの規模や利用人数で選ぶ
小規模な事務所であれば1台の業務用Wi-Fiルーターでカバーできますが、ワンフロアが広大なオフィスでは複数のアクセスポイントを設置する必要があります。
利用人数に対して同時接続台数の上限がぎりぎりな機器を選ぶと通信障害が頻発する原因となります。
通信規格で選ぶ
現在主流となっている通信規格にはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)があり、従来と比較して伝送速度が向上し、多数の端末が同時に通信する環境下での遅延を大幅に削減できます。
最新規格に対応した機器を選ぶことで、オフィス全体の作業効率を著しく高められます。
導入形態で選ぶ
小規模なオフィスであれば、LANケーブルを接続するだけで利用を開始できるオールインワン型の業務用ルーターがコストパフォーマンスに優れています。
天井などに複数台配置して広範囲をカバーする場合は、LANケーブルから給電できるPoE対応のアクセスポイントが適しています。
【規模・用途別】おすすめの業務用Wi-Fi比較
市場で高く評価されているおすすめの業務用Wi-Fiを、価格帯や推奨される導入規模ごとに分類して比較紹介します。
【1万〜3万円台】コスパ重視・小規模オフィス/店舗向けおすすめ
1万円から3万円台の製品は、費用を抑えつつ家庭用機器以上の安定性とセキュリティを確保したい小規模オフィスや店舗に最適な価格帯です。
エレコム WAB-S1167-PS

PoE給電に対応しているため、近くにコンセントがない場所にもLANケーブル1本で設置できます。
ゲストWi-Fi機能やVLAN機能を搭載しており、来客用通信と社内通信を安全に分離することが可能です。
TP-Link Omada EAP653

高速な通信スピードと低遅延を実現しており、複数人が同時にWeb会議を行うような小規模オフィスで威力を発揮します。
クラウド型の管理システムと連携することで、システム管理者がリモートで接続状況の監視や設定変更を容易に行うことができます。
【3万〜9万円台】中規模オフィス・接続台数重視のおすすめ
3万円から9万円台の製品は、50台から100台程度の端末接続に対応し、中規模オフィスや通信量の多い現場で真価を発揮するミドルレンジモデルです。
ヤマハ WLX222

参考:ヤマハ WLX222
Wi-Fi 6に対応しており、多数の端末が同時にアクセスする中規模オフィスにおいても混雑を感じさせない滑らかな通信を実現します。
内蔵された仮想コントローラー機能により、追加費用をかけずに複数台のアクセスポイントを一括管理できます。
バッファロー WAPM-AX4R

2.5Gbpsに対応したLANポートを搭載しているため、有線側のボトルネックを解消し、マルチギガビット通信の速度を活かした運用が可能です。
同時接続台数も最大256台と余裕を持った設計になっており、通信障害を防ぎます。
Cisco Meraki Go GR10

直感的なアプリを使用して数分で初期設定が完了し、専門的なIT知識がなくても簡単に運用管理を行えます。
シスコならではの高度なセキュリティ技術が投入されており、不正なアクセスや脅威を未然にブロックします。
【10万円以上】大規模拠点・多機能ハイエンドモデルのおすすめ
10万円以上のハイエンド製品は、数百台規模の接続や超高速通信、極めて高度なセキュリティ要件が求められる大規模拠点向けモデルです。
ヤマハ WLX323

参考:ヤマハ WLX323
最大接続可能台数が非常に多く、広いフロアや全社集会を行う大ホールなどでも通信が途切れることがありません。
ヤマハ独自のクラウド管理機能「YNO」に対応しており、複数拠点にまたがるアクセスポイントの稼働状況を一元的に監視・制御することが可能です。
バッファロー WAPM-AX8R

多数の端末と同時に送受信を行う性能が極めて高く、混雑度の高いオフィス環境でも快適な通信状態を保ちます。
電波干渉を自動で回避する高度なチャネル調整機能を備えています。
アライドテレシス AT-TQ6702 GEN2

Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応した8×8のアンテナを搭載しており、オフィスの基幹ネットワークにおける大容量データの送受信を遅延なく処理します。
強固なセキュリティ機能と柔軟なネットワーク分割機能を搭載しており、厳格なデータ管理が求められる病院や工場、金融機関などで多数の導入実績を持ちます。
まとめ
業務用Wi-Fiの導入は、オフィスの通信安定性向上とセキュリティ強化、さらには業務効率化を実現するための重要なIT投資です。
家庭用機器とは異なり、同時接続台数の多さや手厚いサポート体制、柔軟なネットワーク管理機能を備えているため、オフィスの規模や利用人数に応じた最適な機器選定が求められます。
価格帯によって対応する通信規格や管理機能が異なるため、自社の運用環境と将来的な拡張性をシミュレーションした上で製品を比較検討することが成功の秘訣です。
オフィスのネットワーク環境構築や業務用Wi-Fiの導入をご検討の際は、ぜひ株式会社ITDにご相談ください。
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