スマホ内線化の仕組みとメリット・デメリット!費用やアプリも紹介

スマホ内線化をすることで、社内外を問わずシームレスな電話環境を構築することが可能です。
本記事では、スマホを内線化する技術的な仕組みや具体的なメリット・デメリット、さらに導入にかかる費用やアプリの選び方について解説します。
ビジネスフォン環境の刷新を検討している企業の担当者は、適切な通信環境を構築するための参考にしてください。
- テレワークや外出先でもオフィスの代表電話や内線通話を取り次ぎたい人
- ビジネスフォンの維持コストや設置コストを大幅に削減したい人
- スマホ内線化の仕組みやメリット・デメリット、費用について知りたい人
スマホ内線化の仕組み
スマホ内線化とは、従業員が所有するスマートフォンを企業の内線電話として利用できるようにするシステムのことです。
まずは、その基本的な仕組みと従来のビジネスフォンとの違いについて解説します。
スマホ内線化とは
新たにクラウドPBXを導入する方法が主流ですが、既存のビジネスフォンを活用してスマホを内線化することも可能です。
例えば、NTTのビジネスフォンであれば「MB510」という外付け機器を接続することで、サクサ(SAXA)であれば「MLiner(エムライナー)」というライセンスを追加することで対応できます。
従来のビジネスフォンとの違い
クラウドPBXを利用する場合は、オフィスに物理的なPBX主装置を設置せずに運用できます。
一方、既存のビジネスフォンを活用する場合は、対応する外付け機器やライセンスを利用してスマホを内線化します。
既存の電話設備を活かしながら、スマホでも内線通話を利用できる点が特徴です。
スマホ内線化のメリット
スマホを内線化することには、業務効率やコスト面で多くの利点があります。
ここでは、企業が導入する際に得られる4つの具体的なメリットを解説します。
外出先・テレワークでの内線通話
スマホ内線化アプリを利用すれば、従業員同士がどこにいても無料で通話が可能となります。
場所を問わずリアルタイムな情報共有ができるため、業務のスピードが向上し、スマホで内線のかけ方を覚えるだけでスムーズなコミュニケーションが実現します。
会社代表番号での発着信
個人の携帯番号を相手に知らせる必要がなくなり、顧客に対してプロフェッショナルな対応を維持できます。
ビジネスフォンでのスマホ内線化を活用すれば、外出中の営業担当者でも会社番号で直接電話を受けられるため、ビジネスチャンスの損失を防ぎ、顧客満足度の向上に繋がります。
通信コストの削減
従業員同士の通話はすべてインターネット回線を通じた内線扱いとなるため、通話料金が無料になります。
また、個人のスマホを業務利用するBYODを導入すれば、会社支給用の端末購入費や通信費を節約できるため、スマホ内線化のメリットとしてコスト削減効果は非常に大きいと言えます。
クラウドPBXなら主装置の設置が不要
クラウド上で電話交換機能を提供するため、オフィス内の配線や機器のメンテナンスが不要になります。
高額な機器のリース代や保守費用をカットできるだけでなく、デスク周りがすっきりし、フリーアドレスなどの新しいオフィスレイアウトにも柔軟に対応できるようになります。
スマホ内線化のデメリット
スマホ内線化には多くの利点がある一方で、運用上の注意点も存在します。
導入前に知っておくべき3つのデメリットを解説します。
通信環境による通話品質の低下
インターネット回線を利用するため、Wi-Fi環境が不安定な場所や、モバイル回線の電波が弱い場所では、音声の遅延や途切れが発生する可能性があります。
スマホ内線化とWi-Fiの相性を考慮し、安定した通信環境を確保することが、通話品質を維持するための必須条件となります。
緊急通報の発信制限
IP電話の性質上、発信者の位置情報を正確に通知できないシステムがあるためです。
緊急時には個人の携帯番号回線から発信する必要があるため、スマホ内線化アプリの利用者はこの仕様を事前に理解し、緊急時の対応方法を社内で周知徹底しておく必要があります。
常時待機によるバッテリー消費
着信をいつでも受け取れる状態を維持するには、アプリが常に通信を行い待機状態となるため、通常よりも電池の減りが早まります。
外出が多い従業員に対しては、モバイルバッテリーの貸与などの対策を講じる必要があります。
スマホ内線化の費用
スマホ内線化を導入する際には、初期費用から月々の運用費用まで様々なコストがかかります。
具体的な費用の内訳について解説します。
初期導入費用
クラウドPBXを導入する場合は、初期設定費やアカウント発行手数料などが主な費用となります。
従来のビジネスフォンを導入するよりも初期費用を大幅に抑えることが可能で、一般的な市場相場で比較すると、初期費用で約30万〜50万円近く削減できることがあります。
既存のビジネスフォンを活用する場合は、スマホ内線化に対応した機器やライセンスの費用に加え、必要に応じて設定費や工事費が発生します。
既存の主装置が対応しているか、追加の機器やオプションが必要かによっても費用は変わります。
月額基本料金
クラウドPBXを利用する場合は、ユーザーライセンス数(内線数)や外線チャネル数などに応じて月額料金が決まります。
一方、既存のビジネスフォンを活用する場合は、現在の電話設備の保守費用などに加え、スマホ内線化に必要な機器やライセンスの利用料が発生する場合があります。
具体的な料金は、利用する機種や契約内容によって異なるため、提供事業者に確認しましょう。
通話料金
一般的に、クラウドPBX経由での発信は従来の電話網よりも外線通話料が安価に設定されていることが多いです。
スマホ内線化アプリから固定電話や携帯電話へ発信する際の料金体系を事前に確認し、自社の通話頻度に合わせたコストシミュレーションを行うことが重要です。
スマホ内線化アプリの選び方
自社に最適なスマホ内線化を実現するためには、アプリやシステムの選定が重要になります。
アプリを選ぶ際の2つの基準を解説します。
通話品質と通信の安定性
ビジネスで利用する以上、音声のクリアさや遅延の少なさは業務効率に直結します。
無料トライアルやデモ環境を活用して実際の使用感を確認し、モバイル回線やWi-Fi接続時でも安定して通話ができるアプリを選定してください。
品質が低いと、スマホ内線化のデメリットが際立ってしまいます。
導入・運用のコスト比較
初期費用が無料でも月額料金が高い場合や、通話料の単価が割高な場合があるため、自社の利用状況に合わせたシミュレーションが必要です。
必要な機能(自動音声応答や録音機能など)が標準搭載されているかを確認し、費用対効果が最も高いスマホ内線化のサービスを選ぶことが成功の鍵となります。
まとめ:スマホ内線化による業務効率化
スマートフォンを内線化することは、オフィスの電話環境を現代の働き方に合わせて最適化するための有効な手段です。
通信コストの削減や場所にとらわれない柔軟な働き方を実現できる一方で、通信環境への依存といったスマホ内線化のデメリットも理解しておく必要があります。
自社の要件に合ったスマホ内線化アプリを選定し、業務効率化とコスト削減の両立を実現する通信環境を構築しましょう。
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