業務用Wi-Fiアクセスポイントの選び方!法人向けやバッファローなどおすすめモデルを紹介

企業にとって安定したWi-Fi環境の構築は業務の効率化に欠かせない要素です。

しかし、家庭用Wi-Fiとの違いや、業務用Wi-Fiアクセスポイントの選び方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、業務用Wi-Fiアクセスポイントの特徴や選び方、さらに法人向けにおすすめのモデルを紹介します。

Wi-Fi環境の安定性を求める企業に向けて、セキュリティや同時接続数の対応、管理機能の充実度など、業務に最適なアクセスポイントを見極めるポイントを解説します。

この記事を読むのがおすすめな人
  • 企業でWi-Fi環境を整えたいが、どの機器を選べばいいかわからない方
  • 業務用Wi-Fiアクセスポイントと家庭用の違いを知りたい方
  • 法人向けのおすすめWi-Fiアクセスポイントを比較検討したい方
目次

業務用Wi-Fiアクセスポイントとは?

業務用Wi-Fiアクセスポイントの特徴

業務用Wi-Fiアクセスポイントは、法人向けに設計されており、大規模なオフィスや店舗、工場などで安定したWi-Fi環境を提供するための機器です。主な特徴として以下が挙げられます。

  • 同時接続台数が多い:複数の端末が同時に接続しても通信速度が落ちにくい。
  • 高いセキュリティ性能:VPNやWPA3などのセキュリティ機能を搭載。
  • 広範囲に電波を届ける:複数のアクセスポイントを組み合わせて大きな空間をカバー可能。
  • 管理機能が充実:クラウド管理やリモート設定が可能なモデルもある。

法人向けと家庭用で求められるWi-Fi環境の違い

法人向けWi-Fiと家庭用Wi-Fiの違いは、使用環境や求められる機能にあります。

  • 法人向けWi-Fi:多数の端末が安定して接続できることが求められる。セキュリティ対策も重要。
  • 家庭用Wi-Fi:基本的に数台の端末が接続するため、市販のルーターで十分なケースが多い。

Wi-Fi業務用と家庭用の違いは?

以下は、Wi-Fiの業務用と家庭用の比較表です。

項目業務用家庭用
同時接続台数数十〜数百台の同時接続が可能10〜20台程度が限界
セキュリティ性VPN対応、WPA3、802.1X認証などの高度なセキュリティ機能搭載WPA2やMACアドレスフィルタリングなど基本的な対策が中心
設置・設定方法天井・壁面設置が多く、配線や設定が専門的一般的なWi-Fiルーターとして設置が容易
導入コスト高機能なため初期費用が高くなる傾向比較的安価で導入しやすい
サポート体制長期保証・専門サポートありメーカーの一般的な保証・サポートのみ

Wi-FiルーターとWi-Fiアクセスポイントの違い

Wi-Fiルーターは有線でネット接続する機器

Wi-Fiルーターは、インターネット回線を有線で受信し、無線(Wi-Fi)として端末に配信する機器です。

家庭向けのWi-Fi環境では一般的に1台のルーターで通信が完結するため、シンプルな設定で利用できます。

また、多くのWi-Fiルーターにはルーティング機能が搭載されており、IPアドレスの割り振りやファイアウォール機能を持つことも特徴です。

一般家庭や小規模オフィスではWi-Fiルーターのみで十分な通信環境を構築できます。

Wi-Fiアクセスポイントは無線の電波を送受信する機器

Wi-Fiアクセスポイント(AP)は、既存の有線ネットワークに接続し、無線エリアを拡張する役割を持つ機器です。

単体ではインターネット接続ができず、ルーターやスイッチと組み合わせて使用します。

主にオフィスや工場、商業施設などの広い空間で利用され、複数のアクセスポイントを設置することで、より広範囲に安定したWi-Fi環境を提供できます。

企業ネットワークでは、管理ツールと連携し、効率的な運用が可能なモデルも多く存在します。

ルーターとアクセスポイントの役割の違い

  • ルーター:インターネット回線を管理し、Wi-Fiの基点となる。
  • アクセスポイント:Wi-Fiエリアを拡張し、電波を安定供給する。

ルーターとアクセスポイントは、ネットワーク環境の構築において異なる役割を果たします。

ルーターはインターネット回線を管理し、接続された端末へIPアドレスを割り当てる役割を持ちます。

一方、アクセスポイントはWi-Fiエリアを拡張し、広範囲で安定した無線通信を提供するのが目的です。

大規模なネットワーク環境では、ルーターとアクセスポイントを適切に組み合わせることで、快適な通信環境を構築できます。

法人向けにおすすめの業務用Wi-Fiアクセスポイント3選

バッファロー WAPM-AX8R

出典:株式会社バッファロー

Wi-Fi 6(11ax)対応

従来規格より高速な通信速度を実現し、大容量データのやり取りがスムーズ。

同時接続数の向上

OFDMA技術により、多数の端末が待機時間なしで接続可能。

広範囲のカバー

1台で512台の端末接続が可能で、大規模施設にも対応。

無線切断防止機能

レーダー波を検知し、瞬時に干渉のないチャンネルへ切り替え。

VPN不要の遠隔管理

VPN環境が構築できない拠点でも、安全な遠隔管理が可能。全国に複数店舗を展開する企業に最適。

ゲストWi-Fiのセキュリティ強化

来客用Wi-Fiを簡単に分離設定でき、社内ネットワークへの不正アクセスを防止。

Wi-Fi6対応の業務用アクセスポイントは、オフィスや教育機関、大規模施設での利用に最適です。

特に、安定した同時接続環境を求める現場では、電波干渉の自動調整や公平通信制御機能が重要になります。

また、VPN不要の遠隔管理機能により、ITリソースの少ない企業でも効率的な運用が可能です。

来客用Wi-Fiの簡単な設定機能も備えており、安全かつ快適なネットワーク環境を構築できます。

ELECOM WAB-S1775

出典:エレコム株式会社

Wi-Fi6対応

最新規格に対応し、高速かつ安定した通信を提供。

最大1775Mbpsの通信速度

5GHz(1201Mbps)+ 2.4GHz(574Mbps)で快適なネット環境を実現。

平等通信機能

複数端末が接続しても、通信速度の偏りを防ぎ、安定したネットワーク環境を維持。

DFS障害回避機能

レーダー波干渉を回避し、業務中の通信切断を防ぐ。

遠隔管理対応

「WAB-MAT」で複数台の設定変更や稼働状況を一括管理可能。

小規模オフィスや個人店舗に最適なWi-Fi 6対応のアクセスポイントです。

高速通信を実現しながらも、省スペース設計で目立たず設置可能。遠隔管理ソフトに対応し、複数台の一括管理や設定変更が容易に行えます。

安定した通信環境を求めるビジネスシーンに最適です。

I-O DATA WHG-DAX1800A

出典:アイ・オー・データ機器|I-O DATA

Wi-Fi6対応

最大通信速度はWi-Fi 5に比べ約1.4倍速く、さらに低遅延での同時接続が可能。従来の端末とも互換性があり、買い替えなしで高速通信環境を利用できる。

強化されたセキュリティ機能

RADIUSサーバーとの組み合わせで、強力な暗号化通信「WPA3」に対応。これにより、無許可のアクセスを防ぎ、安全なネットワーク管理が可能。

メッシュ機能対応

LAN配線なしでWi-Fiエリアの拡張が可能。複数のアクセスポイントを設置することで、自動的に最適な通信経路を選択し、接続維持を支援。

Passpoint対応

シームレスにネットワーク接続ができ、ユーザーは自動でWi-Fiに接続され、手間なく安全にインターネットを利用可能。

PoE受電対応

LANケーブル一本で電源供給が可能なため、設置場所を選ばず便利に利用できる。

マルチSSID対応

最大16個のSSID設定が可能で、用途に応じたネットワーク環境を構築できる。ゲスト用ネットワークも簡単に設定可能。

Wi-Fiスケジューラー機能

特定の時間帯のみWi-Fiを有効にでき、使用制限が可能。

Wi-Fi 6に対応し、セキュリティ強化機能やメッシュ機能を搭載することで、ビジネス環境における無線ネットワークの安定性と安全性を大幅に向上させます。

特に、マルチSSID機能やWi-Fiスケジューラーを活用することで、来客用や特定用途に応じたネットワーク管理が柔軟に行えます。

電源供給のためのPoE受電対応も、設置の自由度を高め、さまざまな環境に対応可能です。

まとめ

業務用Wi-Fiアクセスポイントは、企業の規模や使用環境に応じて最適なモデルを選ぶことが重要です。

バッファローやELECOM、I-O DATAなどの製品は、法人向けの機能が充実しており、安定したネットワーク環境を提供できます。

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