オフィスの電気代を節約するには?削減アイデアや呼びかけの例を紹介

電気代の上昇が気になる企業は少なくありません。

オフィス環境では、多くの電力を消費する照明や空調、OA機器などが稼働しており、無駄な電力消費を放置すると、毎月の電気代が大きく膨らんでしまいます。

本記事では、オフィスの電気代が高くなる原因を踏まえたうえで、実践可能な節約アイデアや効果的な社員への呼びかけ例をご紹介します。


目次

オフィスの電気代が高い原因とは?把握してから節約を始めよう

まずはオフィスの電気代が増加する原因を理解することが重要です。原因を特定していないと、無駄な電力消費に対策を打てず、効果的な節電が難しくなります。

オフィスの電気代が高くなる原因

オフィスの電気代が増加する要因には、照明や空調、OA機器などが影響しています。それぞれの機器の消費電力や利用方法について見ていきましょう。

照明の種類

多くのオフィスでは広い空間を照らすために、たくさんの照明が必要です。また、長時間点灯することが多いため、電力消費も増大しやすい部分です。特に、白熱灯や蛍光灯など消費電力の高い照明を使っている場合、電気代がさらに高くなります。

空調

オフィスでの空調の消費電力は大きな割合を占めます。特に夏季と冬季は、エアコンの使用頻度が増えるため、電気代が跳ね上がる要因になります。大規模なオフィスでは、複数の空調機器が同時に稼働するため、その消費電力も膨大です。

OA機器

パソコン、プリンター、コピー機などのOA機器は日常的に使用されるため、これらの電力も無視できません。機器が多く、同時に稼働する頻度が高いため、節電対策が重要です。

特に、使用していない機器の電源を切り忘れたり、待機電力を消費している場合、無駄な電力がかかり続けます。

事前に知っておきたいオフィスの電気使用量の目安

オフィスの電気使用量は、事務作業が中心のオフィスであれば、1㎡あたり年間で100〜120kWhが目安とされています。

また、業種や規模によって電力消費量が異なるため、類似の企業と比較することで、自社の電力使用量が過剰かどうかを判断する材料になります。


オフィスで実践できる電気代の節約アイデア

ここからは、オフィスで実施可能な具体的な電気代の節約方法についてご紹介します。

空調を効率化する

空調は電力消費量が高いため、効率的に使用する工夫が必要です。

空調の温度設定

オフィスの温度設定は、夏は25〜28℃、冬は20〜22℃を基準にすると、快適かつ省エネに繋がります。

空調の温度を1℃変えるだけで、電力消費を約10%削減できると言われています。オフィス全体で温度設定を統一し、快適さと節電の両立を目指しましょう。

効率的なエアフローの活用

空調効率を上げるには、エアフローを整えることが効果的です。エアコンの風向きを上手に調整することで、冷気や暖気が均等に行き渡り、設定温度を無理に上げ下げする必要がなくなります。

サーキュレーターやブラインドの使用

夏はサーキュレーターを併用して空気を循環させ、冷房効果を高めます。また、ブラインドを活用して直射日光を遮ることで、室温の上昇を抑えることができます。冬には逆に日光を取り込み、暖房効率を上げる工夫が有効です。

LED照明への切り替えを行う

LED照明に変更すると、長期的な電気代削減が可能です。

LEDは従来の白熱灯に比べ、消費電力が1/4〜1/5程度で済み、寿命も長いため、ランニングコストを大幅に削減できます。さらに、人がいない時に自動でオフになるセンサーライトを設置すると、さらなる節電効果が期待できます。

OA機器の省エネモードを設定する

OA機器は、省エネモードを活用することで電力消費を抑えられます。

パソコンやプリンターの省エネ設定

パソコンは一定時間操作がなければ自動でスリープモードに入り、電力を削減できる設定を行いましょう。

プリンターやコピー機も省エネモードがあり、操作しない時間が続いた場合に自動で低電力状態に切り替わる設定を活用することが有効です。

使用しない機器の電源オフ徹底

退勤時には、不要なOA機器の電源を完全にオフにするように心がけましょう。特にコンセントから抜くことで待機電力の消費も抑えられ、節電に繋がります。


社員に呼びかけて実現するオフィスでの節電アイデア

社員の協力がなければ、節電の効果は期待できません。効果的に社員に協力を呼びかけるアイデアを紹介します。

社内での節電呼びかけを行う

節電の呼びかけは、シンプルかつ分かりやすい表現で行うことが重要です。例えば、「退勤時には必ず電源をオフにしましょう」「空調温度を守って、快適なオフィスを作りましょう」など、視覚的にも目立つ場所に掲示すると効果的です。

月別・シーン別の節電目標を設定する

社員の節電意識を高めるため、目標設定やインセンティブ制度を導入するのも有効です。

季節ごとに目標を設定する

電力消費が多くなる夏季や冬季には、月ごとの消費電力目標を設定するのも良いでしょう。「今月は昨年同月比で電力消費を10%削減」など、社員が達成感を得られる目標を設定し、全員で協力して節電に取り組む姿勢を作ります。

インセンティブ制度を導入する

節電に成功した場合には、インセンティブとして達成度に応じた報奨金やランチ会などを企画すると、社員も積極的に協力するようになります。チームごとの競争なども盛り込み、楽しく節電できる工夫をするのも良いでしょう。


効果が大きいオフィスの電気代削減アイデア

より大きな節電効果を得るために、投資効果の高い機器を導入することも検討しましょう。

空調管理システムの導入

最新の空調管理システムは、室温に応じて空調を自動的に調節する機能があり、効率的な空調管理が可能です。また、スマートメーターを導入することで、リアルタイムで電力消費をモニタリングし、具体的な節電ポイントを把握できます。これにより、無駄な電力消費を見つけやすくなり、節電の改善策を明確化できます。

UPSでの電力最適化

省エネ型の無停電電源装置(UPS)は、非常時に必要な電力だけを供給するため、通常時の電力消費を抑えられる点がメリットです。エネルギー効率の高いUPSや省エネ電源装置は、消費電力を抑えることができ、特に電力消費が多い企業にとって大きな節電効果が期待できます。


まとめ:オフィスの電気代を節約するために今からできること

オフィスの電気代を削減するには、日々の小さな取り組みが積み重なることが大切です。空調や照明、OA機器の使用を見直し、適切な設定を行うことで大きなコスト削減につながります。

しかし、それだけではどうしても小さな積み重ねとなってしまい、削減できる電気代はたかがしれている量でしょう。

さらに、長期的な視点で、節電し、電気代の削減していきたいのであれば、ITDに相談し、適切な空調機器に交換するのがおすすめです。

実は、オフィスの電気代を節約する際にも、非常に奥が深く、様々な選択肢があります。

会社によって、事業態や従業員人数など、最適な節約方法は異なります。最適な節約方法を知りたい方はITDにご相談ください。貴社に最も効果的な節約方法をお伝えします。

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