接続台数が多い業務用ルーターのおすすめは?自宅用との違いも解説!
業務用Wi-Fiルーターと自宅用ルーターには、いくつかの重要な違いがあります。
一番大きな違いが、「接続台数」です。接続台数が多い業務用ルーターのおすすめを見ていきましょう。
業務用と自宅用のWi-Fiルーターの違い
業務用Wi-Fiルーターと自宅用ルーターには、いくつかの重要な違いがあります。
接続台数
自宅用ルーターは一般的に10~20台程度の接続を想定していますが、業務用ルーターはより多くのデバイスに安定して接続できるように設計されています。
デバイスが多数接続されることが想定されているため、例えば、業務用ルーターは100台以上のデバイスに対応できるものもあります。
▲例:従業員が30人いる場合
・一人一台のパソコン
・一人一台のスマートフォン
・全員で共通して使うプリンター一台
上記を接続するため、従業員数が30人としても、合計70台近い接続台数に耐えうる業務用Wi-Fiルーターが必要です。
接続台数は、従業員人数とイコールにならないことを注意しなくてはなりません。
また、接続台数が70台だとギリギリなため、通信速度の安定のためにも「×2」程度を確保し、150台程度の接続台数のものを選びましょう。
通信速度
自宅用ルーターでも高速な通信が可能なものはあります。
しかし、業務用ルーターはさらに多くのユーザーが利用しても、速度が低下しないように設計されており、非常に速度が早いです。
設定できる機能があり、特定の業務に重要なデータ通信を優先させることもできます。
このため、企業のニーズに合わせた速度を実現できるのが業務用ルーターの良いところです。
セキュリティ
業務用ルーターは、企業のデータ保護を重視した高いセキュリティ機能を備えています。
VPN機能やファイアウォール機能が強化されており、不正アクセスや外部からの攻撃を防ぐための高度な設定が可能です。
一方、自宅用ルーターは一般的に簡単なセキュリティ対策しかできていないため、セキュリティ対策は緩くなっています。
業務用ルーターは接続台数で選ぶべき?その理由とは
業務用ルーターを選ぶ際、接続台数は非常に重要な要素です。その理由を紹介します。
ネットワークの安定性が高い
デバイスの数がルーターのキャパシティを超えると、通信速度が低下し、接続が不安定になる可能性があります。
業務環境では、パソコン、スマートフォン、タブレット、プリンター、IoTデバイスなど多種多様なデバイスが同時に接続されることが多いため、それに対応できるルーターが必要であり、安定性が大切です。
通信速度が非常に早い
ルーターは接続デバイスが増えると、通信速度が分散されます。さらに結果的に全体の速度が低下します。
接続台数の多い環境では、同時に複数のデバイスが大量のデータをやり取りするため、接続台数に応じた高性能なルーターを選ぶことが重要です。
負荷が分散される
業務用ルーターは、接続台数が多くなるほど負荷分散機能の重要性が高まります。
特に、100台を超えるデバイスが接続される環境では、複数のルーターやアクセスポイントを組み合わせ、トラフィックを効率的に分散させる必要があります。
企業が成長するなら早めにスペックの高いものを選んでおく必要がある
今後、接続デバイスが増える可能性がある場合は、余裕を持った接続台数に対応するルーターを選ぶことが賢明です。
現在の規模だけでなく、「今後会社が大きくなるだろう」という成長を見越して選定することで、後からルーターのアップグレードや追加が不要になり、コストを抑えることができます。
接続台数を少なめに見積もって作業スピードが落ちたり、毎回買い替えたりするのが大変なので、経営者にとっては意外と重要なポイントです。
接続台数が多い業務用ルーターの選び方
ビジネス環境では、パソコン、スマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスがネットワークに接続されます。
接続できるデバイスの数は、Wi-Fiルーターの性能によって異なりますが、業務用ルーターであれば40~50台程度の同時接続が可能な機器も存在します。
なお、デバイスの接続数の目安としては、「Wi-Fiルーターの同時接続数」が「接続するデバイスの台数×2」を超える程度にすることをおすすめします。
例えば、40台まで同時接続できる業務用Wi-Fiルーターの場合、理想的なデバイス数は20台程度です。これを超えると、通信の安定性が損なわれる可能性があります。
もし、さらに多くのデバイスを接続したい場合は、Wi-Fiルーターを追加するか、Wi-Fiアクセスポイント(AP)を増設する方法が効果的です。
【接続台数別】おすすめの業務用ルーター
業務用ルーターを選ぶ際には、接続台数に応じた適切なモデルを選ぶことが重要です。以下では、接続台数別におすすめのルーターを紹介します。
接続台数50台未満のおすすめ業務用ルーター2選
バッファロー
バッファローは、信頼性とコストパフォーマンスの高さで知られているメーカーです。接続台数50台未満の環境には、「WXR-6000AX12S」がおすすめです。Wi-Fi 6対応であり、デバイスが多く接続されても安定した通信を提供します。また、家庭用としても利用できるため、スモールビジネスを営む方や個人事業主、フリーランス、家族経営の方にも適しています。
ヤマハ
ヤマハの「NVR700W」は、中小企業向けに特化したルーターで、接続台数50台未満の環境に適しています。強固なセキュリティ機能を搭載し、VPN接続や高度なアクセス制御が可能です。特に、セキュリティを重視する企業に適したモデルです。
接続台数50~100台未満のおすすめ業務用ルーター2選
バッファロー
「WAPM-2133TR」は、50~100台のデバイス接続を想定している企業向けのバッファローのモデルです。Wi-Fi 6対応で、高速かつ安定した通信を提供するだけでなく、ビームフォーミング機能により特定のデバイスに強力な信号を送信することができます。
ヤマハ
「RTX830」は、50~100台未満のデバイスを接続する企業に最適なルーターです。安定した通信性能に加え、ヤマハ独自の簡単な管理インターフェースを持っているため、ネットワークの管理が容易です。多様なセキュリティ機能も搭載しています。
接続台数100台以上のおすすめ業務用ルーター2選
バッファロー
「WAPM-1266R」は、100台以上のデバイスが接続される大規模なオフィスや施設向けに最適です。最大4つのアクセスポイントと連携して広範囲にわたる通信をサポートし、信号強度の低下を防ぎます。
ヤマハ
「RTX1210」は、大規模なオフィスや工場などに向けて設計された業務用ルーターで、接続台数100台以上にも対応可能です。高度なVPN接続やファイアウォール機能により、安全かつ効率的なネットワーク運用を実現します。
接続台数が100台を超える場合の注意点
100台以上のデバイスがネットワークに接続される場合、ネットワークの安定性を保つためにいくつかの注意点があります。
負荷分散をしておく
100台を超える接続がある環境では、負荷が一部のルーターに集中しないよう、適切に負荷分散を行うことが重要です。
複数のルーターやアクセスポイントを設置し、ネットワークのトラフィックを分散させることで、全体の通信速度と安定性を確保します。
帯域幅の確保をする
多くのデバイスが同時に通信する場合、帯域幅が不足するとネットワーク速度が低下する可能性があります。
高速なインターネット回線や、複数の回線を導入して帯域幅を十分に確保することが重要です。
業務用ルーターを自宅利用したい方もいる?
業務用ルーターを自宅で使用したいという方もいます。フリーランスワーカーや個人事業主、複数人で事業経営をしている方、趣味の範囲でも通信速度が非常に重要な場合などです。
また、最近ではリモートワークする方も増えており、そのニーズがあるようです。
業務用ルーターを自宅利用するメリット
通信安定性が向上できる
業務用ルーターは多くのデバイスが同時に接続しても安定した通信を提供できるように設計されています。
そのため、リモートワークや家族全員が同時にオンライン作業を行う家庭でも、ストレスのない安定した通信環境を実現できます。
同時接続台数が増加する
自宅用ルーターでは接続台数に限界があることが多いですが、業務用ルーターは大量のデバイス接続を前提に設計されています。
そのため、スマートフォン、パソコン、タブレット、ゲーム機、スマート家電など、多くのデバイスが接続される家庭に最適です。
どんな方でも接続台数の多い業務用ルーターがおすすめ!
接続台数の多い業務用ルーターは、どんな方にもおすすめです。
特に、家庭でのネットワーク環境が複数のデバイスに対応しきれていない場合や、オフィスや小規模ビジネスで安定した通信環境を求めている方にとって、業務用ルーターは大きな利点があります。
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